三種の説得手段
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/10 23:04 UTC 版)
「弁論術 (アリストテレス)」の記事における「三種の説得手段」の解説
本書では、説得のあり方について、以下の3つの側面から考察されている。 logos(ロゴス、言論) - 理屈による説得。 pathos(パトス、感情)- 聞き手の感情への訴えかけによる説得。 ethos(エートス、人柄)- 話し手の人柄による説得。 上記した通り、アリストテレスはこの3つの内、logos(言論)を技術の中心に据え、秩序立てようと努めているが、残りのpathos(感情)とethos(人柄)という2要素も、他者を説得する上では決して無視できない要素であるとして、同程度の文量を割いて考察している。 (なお、この分類は、プラトンの魂の三分説における「理知(logos)」「欲望(epithymetes)」「気概(thymos)」に概ね対応している。また、近代社会学の父であるマックス・ヴェーバーによって提示された社会支配の三形態、「合法的支配」「伝統的支配」「カリスマ的支配」とも重なる。)[要出典]。
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