三伏とは? わかりやすく解説

さん‐ぷく【三伏】

読み方:さんぷく

夏の最も暑い時期夏至後の第3の庚(かのえ)の日を初伏、第4の庚の日を中伏立秋後の最初の庚の日を末伏といい、この三つあわせていう。《 夏》「—の月の穢(え)に鳴く荒鵜かな/蛇笏


三伏(さんぷく)

暑い夏季の内でも最も極暑時期で、夏至後の三番目の庚(かのえ)の日(初伏)から立秋後の一番最初の庚の日(末伏)までの約一ヶ月間を言います


三伏

読み方:サンプク(sanpuku)

土用三つにわけたもの総称夏の盛り

季節

分類 時候


三伏

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/07/18 15:33 UTC 版)

三伏貼の処置を受ける人

三伏(さんぷく)とは、初伏(しょふく)、中伏(ちゅうふく)、末伏(まっぷく)の総称で、選日の1つ。7月中旬から8月上旬の時候を表す言葉[1]

由来

陰陽五行説において(かのえ)は陽金であり、金は火に伏せられること(火剋金)から、火性の最も盛んな夏季の庚日は凶であるとする。

そこで夏季3回の庚日を三伏とする。三伏の日取りは流派により異なるが、最も一般的な物では夏至以後の3回目、4回目と立秋以後の最初の庚日をそれぞれ初伏、中伏、末伏とする。

夏至以後の3回目、4回目、5回目、小暑以後の1回目、2回目、3回目とする物もある。いずれの方法でも起算する日が庚である場合はその日を1回目とする。種蒔き、療養、遠行、男女和合など、全て慎むべき日とされている。

文化

日本

三伏の時期は、7月中旬から8月上旬と酷暑の頃で、「三伏の候」「三伏の猛暑」と手紙の前文に書くなど酷暑の頃を表す言葉として現在も用いられている。また、夏の季語である。

韓国・朝鮮

参鶏湯

三伏に合わせ、朝鮮文化では暑気払いとしてサムゲタンユッケジャン等の鶏肉料理犬肉料理をよく食べる[2]。鶏肉や犬肉が日本ウナギと同様に夏場の強壮食品と認識されているためである。

中国

中国医学では「冬の病は夏に治す」という理論に基づき、膏薬を体に貼って冬に掛かりやすい病気を予防する処置が三伏に行われることから「三伏貼中国語版」と呼ばれている[3]

脚注

参考文献

関連項目


三伏(さんぶく)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/15 08:26 UTC 版)

干支」の記事における「三伏(さんぶく)」の解説

詳細は「三伏」を参照 選日のひとつ。夏至以降3度目の庚の日(初伏)、4度目の庚の日(中伏)、立秋以後最初の庚の日(末伏)を凶日とする。庚(かのえ)は「金の兄」で金の陽性であり、金は火に伏せられること(火剋金)から、火性の最も盛んな夏の時期の庚の日は凶であるとする考え由来している。

※この「三伏(さんぶく)」の解説は、「干支」の解説の一部です。
「三伏(さんぶく)」を含む「干支」の記事については、「干支」の概要を参照ください。

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「三伏」の例文・使い方・用例・文例

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