萬龍
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萬龍(まんりゅう、1894年7月 - 1973年12月)は明治末に「日本一の美人」と謳われ、人気を博した芸妓である(文献によっては万竜、万龍、萬竜と表記されている)。2歳下の照葉とともに東京の二名妓とも呼ばれることもある[1]。
- ^ a b 長島隆二『政界秘話』(平凡社、1928年)
- ^ a b c d e 小野賢一郎『女、女、女』(興成館、 1915年)
- ^ 谷崎『青春物語』(中公文庫、1984年)P20。
- ^ 「文芸倶楽部」1908年3月号で結果発表。現在で言えば中学1年生の年齢である。
- ^ 石川啄木も萬龍の絵葉書を函館の友人(並木武雄)あてに送っている。日露戦争の際、出征兵士のために慰問用絵葉書が作成されたのをきっかけに戦争後も芸妓の絵葉書が流行しブロマイドのように多数作成されていた。
- ^ 『朝日新聞の記事にみる恋愛と結婚』朝日新聞社、1997, p217-219。なお、同書には谷崎潤一郎が支援したように書かれているが、谷崎によれば、友人の笹沼源之助(中華料理店・偕楽園の長男)に金策が可能かどうか一応問い合わせただけである(谷崎『青春物語』P23)。
- ^ 読売新聞2010年10月17日日曜版「異才列伝」
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