万物の王?
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/06 06:44 UTC 版)
バロンとサリーが訪れた月世界には自らを「万物の王」と称する月の王様が登場する。当初ギリアム監督は『バンデットQ』で起用したショーン・コネリーに依頼していたが、撮影の遅延が解消されないうちにコネリーが『インディ・ジョーンズ/最後の聖戦』の撮影に入ってしまい、起用されたのがロビン・ウィリアムズであった。ノンクレジットと同等のわずかな出演料、『いまを生きる』のアカデミー賞ノミネートのお祝いとしてトマトをぶつけられるなど悲喜入り混じる待遇で、本名ではなく匿名同然の"Ray D. Tutto"(イタリア語で「万物の王」)とクレジットされるに至った。 ウィリアムズのアドリブトークは本作でも快調で、バロンが「あの方が月の王様だよ」とサリーに紹介すると「我が真の称号は『万物の王』すなわちレイ・ディ・トゥットであるが、レイと呼んでくれてかまわぬ」。 ギリアムは『フィッシャー・キング』で再びウィリアムズを起用、この作品でウィリアムズはアカデミー主演男優賞にノミネートされた。
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