一般的な目視着陸手順
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/10/09 09:44 UTC 版)
※トラフィックパターンも参照。 目視による着陸を行なう場合には、滑走路と並行する経路から滑走路に至る経路を半周する経路を周回する。まず滑走路を視認したら、滑走路と並行する経路に進入する(以後滑走路は見失わないようにする)。対地速度が低くとも揚力を稼ぐために最終的に風下から風上へ着陸する向きの滑走路が使われるため、滑走路と並行する経路は風上から風下へと向かい、ダウンウィンドレグとよばれる。ダウンウィンドレグは、旋回する向きによってレフトダウンウィンド(滑走路着陸方位から見て左奥から左手前、機長席が左側であるため好まれる)、ライトダウンウィンドがある。 高度を落としながらある程度滑走路を斜め後ろに見送ったら、滑走路と直角な短いベースレグに入る。このとき滑走路がクリアであることを確認しなければならない。滑走路の手前で風向きと逆な滑走路と正対するファイナルレグに入る。 正しい降下率であるかを目視で確認するために、PAPIなどの補助装置が使われる。
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