一般的なステータスレジスタの構成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 03:26 UTC 版)
「ステータスレジスタ」の記事における「一般的なステータスレジスタの構成」の解説
一般にステータスレジスタは、そのプロセッサの命令による様々な演算などの結果などに関して「あふれが生じた」であるなどといったような対処が必要な場合がある事象に関する状態(ステータス)を示すフラグと、割込みなどといったシステムを制御する状態を示すフラグとから成る。但し、6502のように演算でなく、レジスタへのロードのみでステータスレジスタが変化するものもある。 演算結果を反映するものは、その後に条件分岐などとして参照される場合が多いが ARM のように全命令に条件フィールドがあり、条件付き実行が可能となっているCPUもある。条件分岐命令と組み合わせるか、条件付き実行命令との組み合わせにするか状況に応じて選択が可能である。割込み禁止などのシステムを制御するフラグへのアクセスはOSなど(のみ)がおこなう「センシティブ命令」であるため、仮想化要件などが重視される近年のプロセッサでは(詳細は「PopekとGoldbergの仮想化要件」を参照のこと)扱いやすさのために同一のレジスタ内に共存させたりすることは避けられる(ないし、仮に実際のハードウェア内では共存していたとしても、システム的にユーザプロセスからは隔離されている)。 組込用や8ビット時代のパソコンのプロセッサなど、あるいはリセット直後で保護モードに入る前のモード等、区別が無い場合もある。
※この「一般的なステータスレジスタの構成」の解説は、「ステータスレジスタ」の解説の一部です。
「一般的なステータスレジスタの構成」を含む「ステータスレジスタ」の記事については、「ステータスレジスタ」の概要を参照ください。
- 一般的なステータスレジスタの構成のページへのリンク