一畑電車8000系電車
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/11 21:47 UTC 版)
一畑電車8000系電車 | |
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一畑電車8000系
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基本情報 | |
運用者 | 一畑電車 |
製造所 | 後藤工業 |
製造年 | 2024年 - |
製造数 | 1両 |
主要諸元 | |
軌間 | 1,067 mm |
電気方式 | 直流1,500 V |
設計最高速度 | 85 km/h |
車両定員 | 123人(デュアルシート時120人、座席55人) |
車体長 | 20,800 mm |
車体幅 | 2,800 mm |
車体高 | 3,985 mm |
台車 | KD321B(動台車)・KD321C(付随台車) |
主電動機 | WMT106A |
主電動機出力 | 270 kW×2個 |
駆動方式 | 平行カルダン |
歯車比 | 6.53 |
一畑電車8000系電車(いちばたでんしゃ8000けいでんしゃ)は、一畑電車が2025年(令和7年)より導入している、両運転台構造の直流形電車。
2025年(令和7年)3月11日より営業運転を開始した[1]。
概要
JR四国7000系電車をベースとした7000系の後継として開発された車両である[2]。
車体は7000系をベースに洗練させ、電機品は最新鋭のものを導入した。
2024 - 2025年度に1両、2026年度に2両を導入する予定である[2]。
歴史
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2024年12月03日にて新造車両の導入の詳細にて公表された[3]。
年表
車両概説
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車体
車体長は20.8 mである[6]。ステンレス車体を採用しているが、車両前面部は鋼製である[6]。車体には上部と下部ともにオレンジのラインが入る[7]。
車内
車内は基本的にロングシートを片側に配置し、もう片側にはデュアルシートを採用している[6][5]。5か国語に対応した[注釈 1]次駅停車駅案内表示器を車両中央部に搭載している[5][8]。運転席に貫通路を設けており同形式や7000系との連結が可能である[2]。車内3か所に防犯カメラを設置する[2]。定員はロングシート時123名・デュアルシート時は120名である。客室はデハ二50形をイメージし、壁面と床が木目調になっている[5]。
機器
JR四国7000系、当社7000系と同じく、インバータ制御(可変電圧可変周波数制御)を採用する[6]。交流モータの主電動機を2機を駆動させる0.5M車で、パンタグラフは2基搭載する[6]。運転席にバックミラーはなく、側面カメラによるバックモニター式を採用している[9]。
運用
基本的には単行運転となる予定であるが、7000系や同系列同士での併結運用も見込まれる[6]。
脚注
注釈
出典
- ^ 「「8000系」一畑電車に新車両 本日運行開始…ウリは「二刀流座席・デュアルシート」地方私鉄では長野に次いで全国2例目 島根県松江市」『BSS山陰放送』2025年3月11日。2025年4月9日閲覧。
- ^ “令和6年度新造車両の導入について”. ばたでん【一畑電車株式会社】. 一畑電車 (2024年12月3日). 2025年3月5日閲覧。
- ^ a b 「一畑電車の新型車両「出発式」 11日に営業運転開始」『山陰中央新報』2025年3月9日。2025年4月2日閲覧。
- ^ a b c d 「一畑電車新型 快適にGO」『読売新聞』2025年3月29日。2025年4月9日閲覧。
- ^ a b c d e f “一畑電車,新形電車8000系を導入”. 鉄道ファン・railf.jp(鉄道ニュース). 交友社 (2024年12月3日). 2025年2月24日閲覧。
- ^ “「超珍しい座席配置」の新型車両がついに登場!運行開始日は? “山陰唯一のローカル私鉄”に新顔”. 乗りものニュース (2025年3月6日). 2025年4月9日閲覧。
- ^ 一畑電車【公式】 [@ichibatadensya] (9 March 2025). “~その他設備・車内安全対策~”. X(旧Twitter)より2025年3月12日閲覧.
- ^ 坪内政美 (2025年3月17日). “山陰初の「二刀流座席」搭載! “どっかで見たことある顔”な地方私鉄の最新電車 一畑8000系 じつは“新快速の遺伝子”を持つ!?”. 乗りものニュース. 2025年4月9日閲覧。
関連項目
- 一畑電車8000系電車のページへのリンク