ヴァリハ・マルヴァニ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/16 02:38 UTC 版)
詳細は「ヴァリハ・マルヴァニ(英語版)」を参照 20世紀のヴァリハは、「マダガスカルのロバート・ジョンソン」と呼ばれる伝説的なヴァリハの名手、ラクトゥザフィ(Rakotozafy, 1933 - 1974)を得た:531。ラクトゥザフィは、ヴァリハの共鳴筒を大型化し、スチール弦を左右に24本張るといった改良を加えることもした。ラクトゥザフィ手製のヴァリハの共鳴器は、舟形の箱に蒲鉾形の蓋を付けたような形状であり、その左右の側部に張られた12本ずつの弦は、異なる音階を奏でるように調律されていた。ラクトゥザフィが演奏したタイプのヴァリハは、ヴァリハ・マルヴァニ(英語版)と呼ばれている:531。 ラクトゥザフィの最期は、息子を誤って殺して刑務所の中で死んだとも、酒の飲みすぎで死んだとも伝えられているが、彼の音楽はマダガスカルの伝統音楽のリバイバルに決定的な影響を与えたとされている:531。1990年代末にはイギリスのアート・ロック・ミュージシャン、パディ・ブッシュ(英語版)(ケイト・ブッシュの兄)が、ラクトゥザフィの音楽とヴァリハに焦点を当てたドキュメンタリー映画、Like a God When He Plays を製作し、マダガスカル国外にもヴァリハの魅力を伝えた。
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