ワルツ第1番、ワルツ第2番、組曲ほか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/04 02:55 UTC 版)
「ばらの騎士」の記事における「ワルツ第1番、ワルツ第2番、組曲ほか」の解説
便宜上「ワルツ第1番」と称されているもの(TrV227c)は、1944年にシュトラウスが第1幕と第2幕の素材から編纂したワルツである。同じく「ワルツ第2番」と称されている第3幕の素材を編纂したもの(TrV227a)は、それより10年前の1934年に成立したと言われている(編曲者の名は伝わっていない)。「組曲」は、全曲から選んだ場面を再構成して1945年に出版されたもの(TrV227d)、初演直後にナンブアト("Nambuat"。この名はペンネームであり、実際はタウブマン(Otto Taubmann)編と伝えられている)が編纂したものなどがある。指揮者のアルトゥール・ロジンスキ編と伝えられ(シュトラウスの関与の程度など、成立事情は定かでない)、現在広く演奏される1945年の「組曲」は実際には音楽の切れ目がなく、いわば全曲を交響詩に編み直したような構成となっている。その他、1926年にサイレント映画の伴奏音楽用にシュトラウス自身が編曲した映画音楽「ばらの騎士」(TrV227b)もある(自作自演の音盤あり)。
※この「ワルツ第1番、ワルツ第2番、組曲ほか」の解説は、「ばらの騎士」の解説の一部です。
「ワルツ第1番、ワルツ第2番、組曲ほか」を含む「ばらの騎士」の記事については、「ばらの騎士」の概要を参照ください。
- ワルツ第1番、ワルツ第2番、組曲ほかのページへのリンク