ワシントンの提案
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/03/31 08:11 UTC 版)
「アッサンピンク・クリークの戦い」の記事における「ワシントンの提案」の解説
トレントンでワシントンは難問に突き当たっていた。少人数を除き、すべての兵の徴兵期間が12月31日に終わり、兵たちを説得して徴兵期間の延長を承諾させない限り、軍隊が戦わずして崩壊してしまうことを理解していた。そのため、30日に、兵士たちに、10ドルの報奨金と引きかえに1ヶ月の延長を要請した。また、無償で志願兵を募ったが、誰も応じなかった。ワシントンは馬上から部隊の前を巡り、兵士達に呼びかけた。「我が勇敢な同志たちよ。皆は、私が命じたことをすべて実行し、期待できる以上のことを達成してくれた。しかし皆の国が、危機に瀕している。皆の妻、家、そして大切にしているすべてがかかっている。皆、疲れてもいるし、苦しくもある。しかし、さらに耐え忍ぶことを求めることを許してほしい。あとひと月在籍することに同意するなら、自由と国を守るための兵役に就くことになるが、このような機会は今後、二度とないだろう」最初は誰も前に出るものがいなかったが、1人の兵士が進み出た。そして数名を除いて、すべての兵士が前に出たのである。
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