ワイングラス型共振器 (wine glass resonator)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/04 09:28 UTC 版)
「振動型ジャイロスコープ」の記事における「ワイングラス型共振器 (wine glass resonator)」の解説
半球型共振ジャイロ(Hemispherical Resonator Gyro:HRG)とも呼ばれるワイングラス型共振器は、半球型に回転するよう駆動され、その節点で回転を測定する。ジョージ・ハートレイ・ブライアン(英語版)が基本的な物理現象を発見してから約1世紀後に、デヴィッドD.リンチ博士らがGMグループのデルコ・エレクトロニクス社やリットン社・ノースロップグラマン社(米国カリフォルニア州)の宇宙船打ち上げ部門にHRGを開発し、特許を取得した。ワイングラス型には2種類のシステム構成方法がある。1種はレート制御に基づいたもの、もう1種は積分制御に基づいたものであり、通常は制御パラメータによる励振と組み合わせて構成される。同一のハードウエア上でこれら両方の手法を使うことが可能であり、この種のジャイロの特有の特徴となっている。
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