ワイルドによる戯曲化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/13 00:59 UTC 版)
「サロメ (ヘロディアの娘)」の記事における「ワイルドによる戯曲化」の解説
詳細は「サロメ (戯曲)」を参照 こうした傾向を一段と顕著にさせたのが、オスカー・ワイルドによる戯曲『サロメ』(1893年)である。これはフランス語で執筆され、1896年にパリで初演された。 1894年出版の英語版は、アルフレッド・ブルース・ダグラスの翻訳とされ、オーブリー・ビアズリーの挿絵が添えられている。 「サロメ」を全体の主人公として前面に出し、洗礼者ヨハネに強く魅せられたサロメがその誘惑を拒絶するヨハネに対して、ヘロデの要望で「7つのヴェールの踊り」を舞った代償としてヨハネの首を求める。最終場面では、その首にサロメが口づけする衝撃的場面があり、その上演はスキャンダルとなった。 一晩の演目としてはいささか短すぎる作品ではあるが、現在でも日本を含む各国で上演されている。
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