ロワイヤとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > ロワイヤの意味・解説 

ロワイヤ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/12/11 06:48 UTC 版)

Royat

行政
フランス
地域圏 (Région) オーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏
(département) ピュイ=ド=ドーム県
(arrondissement) クレルモン=フェラン郡
小郡 (canton) シャマリエール小郡
INSEEコード 63308
郵便番号 63130
市長任期 マルセル・アレド[1]
2014年-2020年
自治体間連合 (fr) fr:Clermont Communauté
人口動態
人口 4590人
2012年
人口密度 693人/km2
住民の呼称 Royatais
地理
座標 北緯45度45分52秒 東経3度02分52秒 / 北緯45.7644度 東経3.0478度 / 45.7644; 3.0478座標: 北緯45度45分52秒 東経3度02分52秒 / 北緯45.7644度 東経3.0478度 / 45.7644; 3.0478
標高 平均:m
最低:457m
最高:904m
面積 6.62km2
Royat
公式サイト http://www.royat.fr
テンプレートを表示

ロワイヤRoyat)は、フランスオーヴェルニュ=ローヌ=アルプ地域圏ピュイ=ド=ドーム県コミューンクレルモン=フェラン都市圏の一部である。

地理

クレルモン=フェランの南西に位置する。ロワイヤはクレルモン=フェラン市街を見下ろす高さにあり、シェーヌ・デ・ピュイを構成する花崗岩台地のふもとにある。町はしたがってリマニュ地方に属する。

オルシーヌからティルテーヌ川がロワイヤを流れ、クレルモン=フェランへ向かう[2]

交通

ロワイヤへの旅行を推奨する20世紀初頭のパリ・リヨン地中海鉄道のポスター

隣接するシャマリエールの恩恵によって主要道から離れているため、ロワイヤにはいくつかの県道が交差している。主要道である県道944号線は、ロワイヤの大通りからアラール広場のロータリーに向かい、続けてヴァケズ大通り、そしてアナトール・フランス大通りへ向かい、隣のコミューンであるセイラ方向へ行く。ロワイヤの中心街は北を県道68号線に囲まれる。この道路はクレルモン=フェランとセイラの間をつなぐ。コミューンの南部では県道5号線が、セイラと境界を接するグラヴノワール地区とをつなぐ。

隣のシャマリエールにフランス国鉄の駅があり、TERオーヴェルニュの路線が停車する。

町の中には、クレルモン自治体間連合の交通局が運営するバス路線がある。

由来

ロワイヤの名は、かつてラテン語で以下のように記されてきた。Rubiacum (1147年) ; Rumbiacum (1284年) ; Rubyacum (1337年頃) ; Rubiacensis (1510年) そしてRoyac (1229年) ; Raiac (1286年)である。地名は、ガロ=ローマ時代の人名RubiusまたはRubbiusに、所有権を示す接尾辞の-acmがついたものである[3] · [4]

歴史

ロワイヤのスパ

コミューンとしてのロワイヤは、シャマリエールが分割された1829年に始まる。

ロワイヤは、ローマ時代に浴場が設置されて以来、主に温泉地として知られている。特にナポレオン3世と皇后ウジェニーがロワイヤの温泉を利用し、町の主要な観光スポットの1つになっている。ロワイヤの温泉は心臓疾患の治療に用いられる。美容上の目的のため二酸化炭素を皮下注射するカルボキシテラピー(fr)の技術は、1930年代にロワイヤで開発された。

人口統計

1962年 1968年 1975年 1982年 1990年 1999年 2006年 2012年
4186 4416 4467 4072 3950 4658 4709 4590

source=1999年までLdh/EHESS/Cassini[5]、2004年以降INSEE[6][7]

名所

  • シヤン洞窟 - シヤンとはイヌを意味する。低温の火山性ガスである、二酸化炭素を排出するモフェッタ(en)がある洞窟。人々にガスの発生を実証するため、かつてイヌを連れて洞窟に下りた。イヌが窒息してしまうので、人々は交互に入らねばならなかった。二酸化炭素は空気より重く、低いところにたまるのである。その後人々は屋外へ出て正常に呼吸ができた。現在でも、ロウソクの火はすぐ消えてしまうし、石鹸の泡が浮き上がってしまう。子供は大人よりも背が低くすぐにガスを吸ってしまうので、子供を歩かせて洞窟に入ることはできない。
  • サン・レジェ教会 - ロマネスク様式。11世紀に要塞化された。かつてはモザック修道院の重要な小修道院の1つだった。
  • サクレ・クール教会 - 新古典主義建築。
  • タイユリー - 1899年、ジョゼフ・ダマルティが設立。工房にアメジスト、石英などをカットして売買していた。2004年にタイユリーは閉鎖され、2013年に売りに出された。
  • ラ・マルキーズ・ド・セヴィニェ - 1898年創業のチョコレート専門店。20世紀初頭より、フランス国内から外国で販売されている。
  • ロワイヤトニック・センター - ロワイヤ当局は温泉による活動を多様化し、オーヴェルニュ有数の温泉施設をつくった。2007年11月よりロワイヤトニック・センターが開業した[8]
  • 温泉 - ルージュ洞窟から湧き出す水は温泉水である。温度は28℃から30℃。ロワイヤトニック・センターは2箇所のリラクゼーション・スペースを観光客に提供している。屋内外の浴場、ジャグジー、バブルバス、カルダリウムテピダリウムフリギダリウム、香水風呂、マッサージジェット、2つのサウナとハマムがある。別の施設では顔とボディのマッサージが受けられる。

脚注

  1. ^ Liste des maires 2014, site de la préfecture du Puy-de-Dôme (consulté le 28 septembre 2014).
  2. ^ Royat sur le Géoportail
  3. ^ Albert Dauzat および Charles Rostaing, Dictionnaire étymologique des noms de lieux en France, Larousse,‎ .
  4. ^ Pierre-Yves Lambert, La langue Gauloise, Errance,‎ .
  5. ^ http://cassini.ehess.fr/cassini/fr/html/fiche.php?select_resultat=29930
  6. ^ http://www.statistiques-locales.insee.fr
  7. ^ http://www.insee.fr
  8. ^ « Ouverture de Royatonic », sur Cyberbougnat,‎ (consulté le 13 février 2015).

「ロワイヤ」の例文・使い方・用例・文例

Weblio日本語例文用例辞書はプログラムで機械的に例文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロワイヤ」の関連用語

ロワイヤのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロワイヤのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロワイヤ (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。
Tanaka Corpusのコンテンツは、特に明示されている場合を除いて、次のライセンスに従います:
 Creative Commons Attribution (CC-BY) 2.0 France.
この対訳データはCreative Commons Attribution 3.0 Unportedでライセンスされています。
浜島書店 Catch a Wave
Copyright © 1995-2025 Hamajima Shoten, Publishers. All rights reserved.
株式会社ベネッセコーポレーション株式会社ベネッセコーポレーション
Copyright © Benesse Holdings, Inc. All rights reserved.
研究社研究社
Copyright (c) 1995-2025 Kenkyusha Co., Ltd. All rights reserved.
日本語WordNet日本語WordNet
日本語ワードネット1.1版 (C) 情報通信研究機構, 2009-2010 License All rights reserved.
WordNet 3.0 Copyright 2006 by Princeton University. All rights reserved. License
日外アソシエーツ株式会社日外アソシエーツ株式会社
Copyright (C) 1994- Nichigai Associates, Inc., All rights reserved.
「斎藤和英大辞典」斎藤秀三郎著、日外アソシエーツ辞書編集部編
EDRDGEDRDG
This page uses the JMdict dictionary files. These files are the property of the Electronic Dictionary Research and Development Group, and are used in conformance with the Group's licence.

©2025 GRAS Group, Inc.RSS