ロバート・レスリー・ベレムとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 作家 > 小説家・作家 > アメリカ合衆国の小説家 > ロバート・レスリー・ベレムの意味・解説 

ロバート・レスリー・ベレム

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/10 05:10 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動

ロバート・レスリー・ベレム(Robert Leslie Bellem、1894年もしくは1902年 - 1968年)は、アメリカ合衆国作家。「ダン・ターナー」シリーズの作家として知られる。 本人の言によれば、30年のキャリアの中で約3000編のパルプ小説を書いたとされる。

作家になる前はロサンゼルスで、新聞記者ラジオアナウンサー映画エキストラとして働いていた。

ベレムは数多くのパルプ・マガジンのために実に様々なジャンルの作品を書いた。特にカルチャー・パブリケーションズ社(Culture Publications)の「スパイシー・ディテクティヴ(Spicy Detective)」「スパイシー・アドヴェンチャー(Spicy Adventure)」「スパイシー・ウェスタン(Spicy Western)」「スパイシー・ミステリー(Spicy Mystery)」などに書かれたものが多い。

ベレムの最も著名な作品は、ハリウッドの映画業界を舞台としたハードボイルドな探偵もの「ダン・ターナー」シリーズである。彼はここにいわゆる業界用語をふんだんに盛り込むという手法で独特な味わいを生み出した。

以前、映画のエキストラをしていた経験を持つベレムにとって、ハリウッドの映画産業の裏側は馴染み深い舞台であり、「スパイシー・ディテクティヴ」誌(後に「スピード・ディテクティヴ」誌に改名)、更には主人公自身の名を冠した「ダン・ターナー:ハリウッド・ディテクティヴ(Dan Turner, Hollywood Detective)」誌は1942年1月から1950年10月まで連載が続いた。

ベレムは他に「スリリング・ディテクティヴ(Thrilling Detective)」誌に数編が掲載された ニック・ランサム(Nick Ransom)のようなキャラクターを創っているが、ダン・ターナーほどは成功しなかった。

他に少なくとも2編の長編小説を書いており、よく知られているものは「Blue Murder」(フェニックス・プレス、1938年)である。

パルプ全盛期の後、ベレムはテレビの脚本家へ転身し、「ローン・レンジャー(The Lone Ranger)」「スーパーマン(The Adventures of Superman (1950s version))」「弁護士ペリー・メイスン(The original Perry Mason show)」「サンセット77(77 Sunset Strip)」など多くの作品に携わった。

また1973年の映画「スーパーマン」(主演ジョージ・リーブス)の脚本も担当している。





固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ロバート・レスリー・ベレム」の関連用語

ロバート・レスリー・ベレムのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ロバート・レスリー・ベレムのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのロバート・レスリー・ベレム (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS