スカーレット・ロジャー(Roger Scarlet)
1902年(明35)にフィラデルフィアで生まれたイブリンペイジと、1903年(明36)に生まれたドロシーブレアの女性二人による共同筆名。没年は不詳。アメリカ作家だが、アメリカでは忘れられた作家だった。日本では江戸川乱歩、井上良夫が激賞している。 1930年(昭5)、「密室二重殺人事件」発表。
1931年(昭6)に発表した「白魔」が、1933年(昭8)に森下雨村によって「新青年」に訳された。
1932年(昭7)に発表した「エンジェル家の殺人」を江戸川乱歩は黄金時代ベストテンの次点に押し、1951年(昭26)には「三角館の恐怖」として自ら翻案した。本作は横溝正史の「本陣殺人事件」にも影響を与えている。
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