ロシアモダン様式
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 19:53 UTC 版)
19世紀末からヨーロッパ全体に起こった新建築運動のモダン主義はロシアにも出現した。モダン様式の建築家たちは、折衷様式など古典的手法を否定した。そして歴史や過去の芸術の解釈よりも、個人的な嗜好や感情を優先した。 モダン様式の建築家たちは、またあらゆる芸術分野の融合させることで完全な創作を目指した。よって、建物の外観だけでなく細部の装飾やインテリア・家具までも、一貫した主張をもつようにデザインした。 着色したタイルやステンドグラスを多用したのもこの時期の建築の特色であった。ソーコル邸(1903年、モスクワ)やモスクワのホテル・メトロポール(1899年~1903年)、ゴーリキー文学博物館(1900年、モスクワ)が初期のモダン様式代表作である。
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