レストンウイルス
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/02 02:47 UTC 版)
1989年、当時レストンのオフィス地区にあった輸入カニクイザルの検疫施設で、エボラウイルスの疑いがあるフィロウイルスに感染したサルが発見された。問題の施設にいた約500匹のカニクイザルは、アメリカ陸軍感染症医学研究所(USAMRIID)のバイオハザード対策チームによりウイルスに感染しているか否かを問わず安楽死させられ、施設は徹底的に消毒された。このフィロウイルスはエボラウイルスと異なりヒトに対して非病原性であることが判明したが、地名にちなんでレストンウイルス(英語版)と名付けられた。レストンでの事件はワシントン近郊だったこともあり、エボラ問題を扱ったリチャード・プレストン(英語版)のノンフィクション『ホット・ゾーン(英語版)』で中心テーマに取り上げられるなど、メディアに大きく注目された。現在、同施設は取り壊されて別の建物が建っている。
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