リメスの再発見
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/26 00:50 UTC 版)
19世紀にリメスが再発見される。「Reichs Limeskomision」と呼ばれるリメスの研究プロジェクトが1892年に設立された。その後も研究は続けられ、ドイツ第三帝国時代の1937年には14巻にもわたる研究報告書がまとめられた。この資料は、リメスのすべての線分と、物見櫓、砦の位置や規模が正確に記録され、その後の研究の基礎となった。 第二次世界大戦後も、西ドイツ政府を中心に、研究が行われる一方で、1950年代からのライン川周辺の開発が進み、リメスの多くが破壊されてしまった。現在では、観光目的で、ザールブルク城砦をはじめ各所で監視塔や土塁・木柵が復元されている。また長城に沿ってドイツ観光街道のリメス街道が整備されている。
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