リベザルとは? わかりやすく解説

リベザル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/17 19:30 UTC 版)

リベザル(Ribesal。またはルベザル (Rubezal))は、ポーランドチェコスロバキアの国境につらなるリーゼン山地(現今のクルコノシェ山脈ドイツ語版)に棲むと伝わる山の精ないし悪霊(コラン・ド・プランシーに拠る)。

リューベツァールドイツ語: Rübezahl)とドイツ語で称する。リーゼン山地というのもドイツ語で「巨人の山地」を意味している[1]

ボヘミア生のドイツ人天文学者ヨハンネス・プレトリウスドイツ語版がその伝説を集めて、世に知らしめた[1]

リーゼン山地は、細かく言えばボヘミアとシレジアにまたがっている[1]。その一部は、シレジアにヒルシュベルク地方郡ドイツ語版地方郡ドイツ語版としてプロイセン王国におかれ、1945年までドイツ領であったが、現在はポーランド領カルコノスキー郡ドイツ語版である。

一説にはノームの王ともされる[1]。また、山頂を雲で覆い隠したり、大嵐を起こしたりするとされる[要出典]

地獄の辞典』では非常に個性的な姿で描かれている。禿げた頭に日本の天狗のような長い鼻をし、首のまわりには木葉が生えており、胴体は、右手はのハサミ、左手は甲虫の足、右足は山羊、左足はになっている。そして右手には二股のフォークを握っている。この絵により、リベザルが有名な悪魔になったのは想像に難くない。

脚注

  1. ^ a b c d 新井皓士リューベツァール Rübezahl」 『改訂新版 世界大百科事典』 、平凡社、2024年08月10日閲覧。@kotobank。

参考文献


リベザル

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/05/10 06:38 UTC 版)

薬屋探偵怪奇譚」の記事における「リベザル」の解説

来代(ときしろ)の山腹店を構える深山木薬店改」の店長。なお、前作短編集深山木薬店説話集収録短編によると、この建物は、友人である野狐之介の知人だという妖しの持ち物だったらしい。ポーランド出身妖怪で、原型は赤い毛玉連想させる小猿似た姿。普段は少し背の低い中学生くらいの身長少年の姿をしており、赤い髪が特徴である。

※この「リベザル」の解説は、「薬屋探偵怪奇譚」の解説の一部です。
「リベザル」を含む「薬屋探偵怪奇譚」の記事については、「薬屋探偵怪奇譚」の概要を参照ください。

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