ラージフレーム
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/05/14 06:33 UTC 版)
「Expanded Memory Specification」の記事における「ラージフレーム」の解説
PC/AT互換機におけるEMSの実装方法として、640KB以降のアッパーメモリにページフレームを設けるだけでなく、コンベンショナルメモリの上位アドレス(256KB:40000H以降など)にもページフレームを設けるラージフレーム方式がある(実装に仮想メモリマネージャを使うことが多かった)。特にWindows 2.0, Windows/286, Windows 3.0リアルモードではこの方法を使って、コンベンショナルメモリに常駐するDLLを切り替えることが可能で、この点において国産のPC-9801などに比べて快適なOS環境を実装していた(日本IBMで発売していたWindows 3.0Aのリアルモードでもこの機能は利用可能である)。 しかしながら下記に示すような欠点があったためにWindows 3.0以降は、次第に拡張メモリの標準をプロテクトメモリに移行していくことになる。
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