ランベールの延命治療推進側(両親側)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/25 06:56 UTC 版)
「バンサン・ランベール」の記事における「ランベールの延命治療推進側(両親側)」の解説
敬虔なカトリック教徒である母のビビアンヌを始めとした両親側は延命治療を望んでいた。そのため、法的措置による医師による生命維持装置取り外しを5度に渡って差し止めていた。これに賛同したローマ・カトリック教会の法王フランシスコも2019年5月にTwitter上で「命は神からの贈り物であり、自然な死を迎えるまで守り抜くことが必要だ」と訴え、ランベールの延命措置継続を求めた。また、ビビアンヌの支援団体はウェブサイト上で「彼は植物状態ではない」「自発呼吸をしている」などと主張し、生命維持を全面的に主張した。 また、2005年成立のレオネッティ法に基づいて2013年5月に水分・栄養補給を停止したサンチェス主治医に対して、ランベールの両親側は家族に延命治療の停止時刻が知らされていなかったことを理由に、ランベールの治療にあたっていたサンチェス主治医を医師会から除名するように要求していた。この際、母のビビアンヌは支援者たちの前で「医師はケダモノ!」などと叫んでいたことが報道されている。この他にも、両親側とその支援者は障害者権利委員会(CPRD)にランベールの延命治療停止を無効にすることを訴えていた。
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