ランキンサイクル
イギリスのランキン(William John Rankine 1820~1872年)が提唱した蒸気原動機のもっとも基本的なサイクルであり、2つの等エントロピー変化線と2つの等圧変化線からなる。放熱を終わった低圧の水は給水ポンプで等エントロビーで加圧されてボイラーに導かれる(図のa-b)。ボイラーで燃焼などにより加熱された水は等圧線に沿って状態変化をして蒸発し、さらに高温の蒸気となる(b-b'-c'-c)。高温蒸気はボイラーを出て、蒸気機関または蒸気タービンに入り、等エントロピー膨張を行って仕事をし、圧力が下がり湿り蒸気となる(c-d)。湿り蒸気は復水器における等圧冷却で放熱して液化し(d-a)、サイクルを完了する。
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