ラビリンスパッキン
ラビリンスとは迷路の意味。図に見るように先端を鋭くした黄銅、リン青銅、あるいはそのほかの金属をヒレ状に並べた複雑な溝を有する構造で、気体の漏れを防止するパキング機能をもつ。漏れを少なくするためにはヒレの数を増やすか隙間を小さくすればよいが、完全には漏れを止めることはできない。ヒレの先端は鋭い刃先状になっていて、万一接触しても、直ちに摩耗するようになっていて焼け付くことはない。構造上、注意することは気体によって腐食されないこと、軸および固定部の熱膨張により有害な接触を起こさないことである。隙間は軸径の1/1000程度にとるのが普通である。ガスタービンなどの高速回転体軸受け部の漏れ防止に使われる。
Weblioに収録されているすべての辞書からラビリンスパッキンを検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。
全ての辞書からラビリンスパッキン を検索
- ラビリンスパッキンのページへのリンク