ラピッドエアロス試験
タイヤ内の空気が急激に抜けたときのクルマのコントロール性を評価する試験をいう。急激なエアロスはバーストや激しいパンクで起こる。前輪で急激なエアロスが起こるとハンドルのとられが起こり、後輪の場合には尻振りが起こることがある。アメリカ、オーストラリアなどの法規では、60mphで直進走行中にタイヤ1輪の空気を急激に抜き、その後のタイヤのビードシート上への保持状況、進路維持、コントロール性を評価する。ビードシート上へのタイヤ保持はコントロール性にとって重要で、一般に脱落するとリムが直接地面と接触(リム接地)するなどして著しく操縦性を損なう。この試験ではタイヤ内空気は刃物、空気解放装置、火薬などで一気に抜く。
参照 バースト、パンク、ビードシート- ラピッドエアロス試験のページへのリンク