ラグランジュの解とは? わかりやすく解説

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ラグランジュの解

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/09 20:53 UTC 版)

等時曲線」の記事における「ラグランジュの解」の解説

質点位置最下点からの弧長 s(t)媒介変数として表示すると、 運動エネルギーは ·s2 に比例するポテンシャルエネルギーは高さ y(s)比例する曲線等時曲線となるのは、ラグランジアンが単純調和振動子のものとなる条件、すなわち、高さが弧長2乗等しい時である。長さの単位比例係数を1となるようにとると y ( s ) = s 2 {\displaystyle y(s)=s^{2}} と書ける。この関係を微分形式書き下し媒介変数消去すると以下を得る。 d y = 2 s d s {\displaystyle \mathrm {d} y=2s\,\mathrm {d} s} d y 2 = 4 s 2 d s 2 = 4 y ( d x 2 + d y 2 ) {\displaystyle \mathrm {d} y^{2}=4s^{2}\,\mathrm {d} s^{2}=4y\,(\mathrm {d} x^{2}+\mathrm {d} y^{2})} これを解くため、 x を y で積分する。 d x d y = 1 − 4 y 2 y {\displaystyle {\mathrm {d} x \over \mathrm {d} y}={{\sqrt {1-4y}} \over 2{\sqrt {y}}}} x = ∫ 1 − 4 u 2 d u {\displaystyle x=\int {\sqrt {1-4u^{2}}}\,\mathrm {d} u} ここで、 u = y {\displaystyle u={\sqrt {y}}} と置いた。この積分は円よりも下の面積であり、三角形扇形切り分けられる。 x = 1 2 u 14 u 2 + 1 4 arcsin2 u {\displaystyle x={\frac {1}{2}}u{\sqrt {1-4u^{2}}}+{\frac {1}{4}}\arcsin 2u} y = u 2 {\displaystyle y=u^{2}} これが見慣れない媒介変数表示サイクロイドであることを示すため、θ = arcsin 2u置いて代数的に整理すると以下を得る。 8 x = 2 sin ⁡ θ cos ⁡ θ + 2 θ = sin ⁡ 2 θ + 2 θ {\displaystyle 8x=2\sin \theta \cos \theta +2\theta =\sin 2\theta +2\theta } 8 y = 2 sin 2 ⁡ θ = 1 − cos ⁡ 2 θ {\displaystyle 8y=2\sin ^{2}\theta =1-\cos 2\theta } これは、係数除いてサイクロイド曲線通常の媒介変数表示となっている。

※この「ラグランジュの解」の解説は、「等時曲線」の解説の一部です。
「ラグランジュの解」を含む「等時曲線」の記事については、「等時曲線」の概要を参照ください。

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