ヨアヒム・カイザーとは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 人名 > 評論家 > 評論家 > 評論家 > ヨアヒム・カイザーの意味・解説 

ヨアヒム・カイザー

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/29 13:44 UTC 版)

ナビゲーションに移動 検索に移動
ヨアヒム・カイザー

ヨアヒム・カイザー(Joachim Kaiser、1928年12月18日 - 2017年5月11日[1])は、ドイツ音楽評論家作家マルツェル・ライヒ=ラニツキと並びドイツを代表する評論家のひとりに数えられる。

経歴

東プロイセンのミルケン(現ポーランド領ミウキ)生まれ。父親は医者。早くから文学や音楽に関心を持ち、ハンブルクギムナジウムを卒業後、ゲッティンゲンフランクフルト・アム・マインテュービンゲンの大学で音楽学ドイツ学哲学社会学を学ぶ。またその中間期にはフランクフルト大学テオドール・アドルノハインツ=クラウス・メツガーらと訪れ、ダルムシュタット様式の現代音楽の大きな影響をも受けた。

1951年より評論活動を開始。1953年には47年グループにも参加している。1958年、『グリルパルツァーの劇様式』(Grillparzers dramatische Stil) でテュービンゲン大学より博士号を受けた。同年以降はミュンヘンに住み、南ドイツ新聞の主任音楽評論家として内外のコンサートオペラ演劇などを執筆する。

テレビラジオの解説にも精力的で、またバイロイト音楽祭が1951年に再開した際には支援を行った。シュトゥットガルト音楽演劇大学で定年まで音楽学の教授を務めていたが、退官後はミュンヘンで執筆活動に専念している。

著書

『グリルパルツァーの劇様式』、『現代の大ピアニスト達』(1965)、『小さな劇場の本』(1965)、『ベートーヴェンの32のソナタ達とその解釈』(1975) などがある。また作家として3冊の小説も出版している。

脚注

  1. ^ 音楽評論家のヨアヒム・カイザー氏死去 AFP(時事通信) 2017年5月12日付

出典

  • ヨアヒム・カイザー(バイエルン放送製作のドキュメンタリー)
  • 著書『ベートーヴェンの32のソナタ達とその解釈』(1975)




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「ヨアヒム・カイザー」の関連用語

ヨアヒム・カイザーのお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



ヨアヒム・カイザーのページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのヨアヒム・カイザー (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS