メロドラマの人気
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 06:01 UTC 版)
映画が普及し始めたのちもメロドラマの人気は根強く、とくにアメリカではサイレント期からさかんにメロドラマ作品が作られた。中でもD・W・グリフィスの『散り行く花』(1919)や『東への道』 (1920)、『嵐の孤児』(1922)は初期の最も成功したメロドラマとされている。 トーキー時代に入ると、男女の会話を通じて心理の変化を表現する作品が作られるようになり、ジョージ・キューカー『椿姫』(1936)やキング・ヴィダー『ステラ・ダラス』(1937)といった秀作が現れた。 またイギリスでは映画会社ゲインズボロ・ピクチャーズが大量のメロドラマ映画を製作して世界各国で大きな人気を集めたため、ヨーロッパにおけるメロドラマ作品の撮影手法や物語演出の典型とみなされるようになり、「ゲインズボロ・メロドラマ」の呼び名が生まれた。
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