メリット勲章 Order of Merit
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/13 17:00 UTC 版)
「勲章」の記事における「メリット勲章 Order of Merit」の解説
1902年にエドワード7世がプロイセンのプール・ル・メリット勲章に倣って制定した。単一等級で、プール・ル・メリット勲章と同様に文民部門と軍人部門があり、文民部門は日本の文化勲章に相当する。一方、文民部門は政治家にも授与され、首相経験者がガーター勲章を受ける前に授与される勲章という位置付けでもあることがそれらの勲章と異なる点である。騎士団の定員は軍民合わせて24人であるが、軍人に授与されることは少なく、現在の団員は全員文民である。ガーター勲章やシッスル勲章は身分、バス勲章は地位や役職が授与基準になっているのに対し、この勲章は功績が基準とされている。そのため、王族の受章者は他のオーダーと比べて少ない。日本人では山縣有朋、大山巌、東郷平八郎が受章している。序列がバス勲章ナイト・グランドクロスと聖マイケル・聖ジョージ勲章ナイト・グランドクロスの間に位置するほど高いにもかかわらず、受章者がナイト爵に叙されないため、英連邦王国において爵位を認めていない国の中には最高勲章としている国もある。
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