メドックの第1級格付けワイン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/19 21:22 UTC 版)
「ボルドーワイン」の記事における「メドックの第1級格付けワイン」の解説
メドック地区での格付けは、第1級から第5級までに分類されており、今なおワインの市場価格に影響力を持っている。なお第1級に格付けされているワインは、次の5銘柄である。 シャトー・ラフィット・ロートシルト(Ch.Lafite Rothschild) ポイヤック村産。ロートシルトとは、大財閥であるロスチャイルド家のこと。セカンドラベルは、カリュアード・ドゥ・ラフィット。 シャトー・マルゴー(Ch.Margaux) マルゴー村産。文豪ヘミングウェイは、孫娘にこのワインの名前を名づけた。セカンドは、パヴィヨン・ルージュ・デュ・シャトー・マルゴー。白ワインは、パヴィヨン・ブラン・デュ・シャトー・マルゴー。 シャトー・ラトゥール(Ch.Latour) ポイヤック村産。ラトゥールとは、塔のこと。塔の名前は、トゥール・ド・サン・ランベール。セカンドは、レ・フォール・ドゥ・ラトゥール。 シャトー・オー・ブリオン(Ch.Haut Brion) グラーブ地区のペサック村産。元々グラーブ地区は辛口白ワインの産地でも知られていたが、現在では赤ワインのシャトーの方が多い。セカンドは、ル・クラランス・ド・オー・ブリオン(2006年まではシャトー・バアン・オー・ブリオン)。 シャトー・ムートン・ロートシルト(Ch.Mouton Rothschild) ポイヤック村産。ラベルの絵は、ピカソやシャガールなど毎年異なる画家により描かれる。日本人では堂本尚郎(1979)・Setsuko(バルテュス夫人出田節子)(1991)が描いている。1855年では2級に格付けされていたが1973年に1級に昇格した。セカンドは、ル・プティ・ムートン・ドゥ・ムートン・ロートシルト(1993年まではスゴン・ヴァン・ムートン・ロートシルトの名でリリースされていた。)
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