メッセンジャーサービスや電子メールの例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/26 15:09 UTC 版)
「エンドツーエンド暗号化」の記事における「メッセンジャーサービスや電子メールの例」の解説
メッセンジャーサービスや電子メールでAとBが連絡を取る時、通信経路の暗号化しか行わなかった場合はサービスや電子メールサーバーの管理者にメッセージを閲覧される可能性がある他、万が一利用しているサービスが何者かに攻撃されデータが漏洩した場合、攻撃者にメッセージを勝手に閲覧される可能性がある。 しかし、エンドツーエンド暗号化を使用した場合は、メッセージはAの端末上で暗号化されてから転送され、Bの端末に届いてから復号されるため、管理者はメッセージを復号して閲覧することが出来ない。また、メッセンジャーサービスや電子メールサービスのサーバーからサイバー攻撃などによりデータが漏洩した場合にも復号に必要な鍵は連絡を取り合った当事者(AとB)しか持っていないため、メッセージを復号することは事実上不可能になり、会話の安全を確保できる。 メッセンジャーサービスや電子メールの様にAとBが通信を行う場合には、公開鍵暗号方式、または事前に安全な方法で両者が鍵を共有した共通鍵暗号方式、およびそれらを組み合わせたハイブリッド暗号方式のいずれかを利用することでエンドツーエンド暗号化が可能になる。例としてPGPやエンドツーエンド暗号化に対応したサービスなどを用いることでエンドツーエンド暗号化を行える。
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