ムサ_(パルティア王妃)とは? わかりやすく解説

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ムサ (パルティア王妃)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/10 13:35 UTC 版)

ムサ
パルティア王妃、および息子の共同君主

死去 4年
配偶者 パルティア王フラーテス4世
  パルティア王フラーテス5世
子女 フラーテス5世
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ムサラテン文字表記:Musa)は、アルサケス朝パルティア王妃テア・ムサムーサーなどとも表記される。

来歴

イタリア半島で生まれた女奴隷であった。パルティア王フラーテス4世ローマオクタヴィアヌスと講和を結んだ際に、オクタヴィアヌスからフラーテス4世へと贈られた。

ムサはフラーテス4世の寵愛を得ることに成功し、フラーテス5世(フラータケス)を生んだ。当時彼女は「女神ムサ」とまで呼ばれている。彼女はフラーテス5世を王位に付けるべく他の王位継承者の排除を追求し、王妃ビステイバナプスと4人の王子をローマに人質として出すよう仕向けるなどして、息子フラーテス5世を後継者とすることに成功した。

一通りライバルがいなくなった後の紀元前2年、ムサはフラーテス4世を毒殺して息子フラーテス5世を即位させ、さらに後には息子フラーテス5世と結婚し、共同統治者となった。しかしこの処置はパルティアの大貴族たちの反発を買い、またフラーテス5世の失政と相まってムサたちは排除され、西暦4年に新たな王オロデス3世が擁立された。しかし、彼もすぐに廃され、フラーテス4世とムサによってローマに人質に出されていた王子の一人、ヴォノネス1世が王となった。

参考文献


「ムサ (パルティア王妃)」の例文・使い方・用例・文例

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