ミラーレス機に近いコンセプトを持つもの
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/25 09:51 UTC 版)
「ミラーレス一眼カメラ」の記事における「ミラーレス機に近いコンセプトを持つもの」の解説
ミラーレス機に近い設計思想を持つものとしてリコー GXRがある。レンズと撮像素子をモジュール化して撮像素子ごと交換できるようにしたものであり、ミラーレス機のひとつとして扱われることもある。ユニットによって撮像素子のサイズは異なり、1/1.7型CCDセンサーのRICOH LENS S10、1/2.3型CMOSセンサーのP10、APS-CサイズCMOSセンサーのGR LENS A12シリーズが発売された。2011年9月には、APS-CサイズのCMOSセンサーを搭載しライカMマウントレンズの装着が可能なレンズマウントユニット「GXR MOUNT A12」がリリースされた。 ソニーのAマウントαシリーズも、固定式トランスルーセントミラーで一部光路を分割しAF用センサーに送り、ファインダーはAF用センサーの物を利用する液晶式としているため、ミラーはあるもののミラーレスとほぼ同様の機構を備えている。ソニー自身も「デジタル一眼カメラ」という表記で、一眼レフカメラではないとしている(このシステムに移行する前のα550では「デジタル一眼レフカメラ」となっている)。このため、英語では一眼レフカメラの略称であるDSLR(Digital Single-Lens Reflex camera)と区別して、DSLT(Digital Single-Lens Translucent camera)の略称を使用する場合もある。 また、ミラーがなくレンジファインダー(光学式ファインダーの一種)を持つデジタルカメラとして、ライカM8とM9、セイコーエプソンR-D1シリーズがある(2010年現在)。ミラーにまつわる弱点がなく小型軽量化が可能という点でミラーレス機に通じるが、従来型の光学式ファインダーによる撮影を前提としているため、ミラーレス機には含められないことがある。ミラーレスカメラの中にも、富士フイルムX-Pro1のように、実像式光学ファインダーと電子ビューファインダーを組み合わせたハイブリッド型ファインダーを搭載する機種もある。
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