ミュンヘンの絵画
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/09/20 01:14 UTC 版)
「ディルク・ボウツ」の記事における「ミュンヘンの絵画」の解説
ミュンヘンのアルテ・ピナコテーク所蔵の2作の「ボウツ風」作品は美術史家たちを混乱させ続けてきた。1作目は『ブラバントの真珠 (Pearl of Brabant)』と呼ばれる三連祭壇画で、1902年初頭にボウツの正真の作品から切り離されたものだと裏書きされているが、最近の研究でこれは否定されている。もう1作はイエスの受難を題材とした祭壇画を構成していた2枚のパネルで、それぞれ『ユダの裏切り (Betrayal of Christ)』、『復活 (Resurrection)』が描かれている。長期にわたってこれらの作品はボウツの最初期の作品であると考えられていた。しかしパネルを年輪年代学で測定した結果、ボウツが死去する1475年ごろのものであることが判明した。そのため現在ではこの作品をボウツが描いたと考える研究者は少なくなっている。
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