ミャンマーにおける豆腐の種類と語源
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/08 05:56 UTC 版)
「ビルマ風豆腐」の記事における「ミャンマーにおける豆腐の種類と語源」の解説
ペビャ( ပဲပြား 、原義は「平らな豆」 )は日本や中国において一般的な豆腐を指す。臭豆腐、あるいは豆腐の発酵食品は、 si to hpuと呼ばれ、おそらくは「臭豆腐」の中国語読み"chòudòufu"が語源である。 ウォンタポ(中国語: 溫豆腐が語源 )は、シャン州において、黄色いエンドウ豆またはzadaw bèを原材料とする黄色い豆腐。 To hpu gyauk(တိုဖူးခြောက်း直訳: dried tofu )は、黄色い豆腐を細長い長方形に薄切りし、天日干ししたもの。魚やえびせんべいの形に似ており、塊で販売されている。 ひよこ豆(カラベ)の粉から作られたto hpu (တိုဖူးまたはတို့ဖူး)は、ビルマ族の居住地域で一般的なものである。色と味はシャン族のビルマ風豆腐と同じであるものの、硬さは少し硬めである。 Hsan ta hpo (ဆန်တဖိုး)は依然としてシャン地方でしか食べられていない一品。 hsanhmontまたはmonthmontと呼ばれる米粉から作られ、白色を呈する。硬さは同じであるものの、味が少し異なる。サラダとして用いられ、黄色いビルマ風豆腐と同じくらい人気がある。 ビルマ語には /f/の発音(英語で"French"という単語を発音するときの"f"の音。下唇を噛み、その摩擦によって発音する。)が存在しない。したがって、豆腐(tofu)のfの発音は、 /pʰ/ (パ行に近い)に置き換えられるため、ビルマ語では「豆腐(tofu)」はto hpuと発音される。
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