ミッキーファイトとは? わかりやすく解説

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ミッキーファイト

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/07/08 08:50 UTC 版)

ミッキーファイト
第26回ジャパンダートクラシックパドック
(2024年10月2日)
欧字表記 Mikki Fight[1]
品種 サラブレッド[1]
性別 [1]
毛色 栗毛[1]
生誕 2021年5月5日(4歳)[1]
ドレフォン[1]
スペシャルグルーヴ[1]
母の父 スペシャルウィーク[1]
生国 日本北海道安平町[1]
生産者 ノーザンファーム[1]
馬主 野田みづき[1]
調教師 田中博康美浦[1]
競走成績
生涯成績 9戦6勝
中央:6戦4勝
地方:3戦2勝[1]
獲得賞金 2億6538万7000円
中央:1億3088万7000円
地方:1億3450万円[1]
(2025年7月2日現在)
WBRR I115 / 2024年[2]
勝ち鞍
JpnI 帝王賞 2025年
GIII レパードS 2024年
GIII アンタレスS 2025年
JpnIII 名古屋大賞典 2024年
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ミッキーファイト(欧字名:Mikki Fight2021年5月5日 - )は、日本競走馬[1]。主な勝ち鞍は2025年帝王賞

馬名の意味は、冠名+「がんばれ」。

戦績

2歳(2023年)

10月15日東京ダート1600mの2歳新馬戦で津村明秀を鞍上に2番人気に推される。レースでは後方追走から直線で懸命に脚を伸ばすと先に抜け出したセントラルヴァレーが外に寄れた隙を突いてインから差し切ってデビュー戦を勝利で飾る[3]。12月10日中山ダート1800mの2歳1勝クラスでは道中好位で折り合い、直線で楽に抜け出すと後続に5馬身差をつけ2連勝とした[4]

3歳(2024年)

3歳初戦となった4月27日のユニコーンステークスでは中団からしぶとく脚を伸ばしたがラムジェットの3着に敗れる。3か月の休養を挟み、8月4日のレパードステークスに1番人気で出走。道中3番手で脚を溜めると最後の直線で早め先頭に立ったサトノフェニックスをゴール前で差し切り重賞初制覇を果たすとともにジャパンダートクラシックへの優先出走権を獲得した[5]。10月2日、予定通りGI級レース初挑戦となるジャパンダートクラシックにフォーエバーヤング、ラムジェットに次ぐ3番人気で出走。道中は中段を進み、最終直線で2番手から先に抜け出したフォーエバーヤングをメンバー上がり最速の末脚で猛追。しかし及ばず0.2秒差の2着に敗れる[6]。その後、陣営はチャンピオンズカップへの出走を予定[7]していたが賞金不足のため除外。12月19日、古馬初対決となる名古屋大賞典に出走。道中は2番手でレースを進め、逃げ粘るノットゥルノをゴール前僅かに捉えて差し切り、2分7秒4のコースレコードと共に重賞2勝目を挙げた[8]。翌日、田中博康調教師が美浦トレセンにてインタビューに応じ、 「満足のいく内容ではなかったですが、賞金を加算できたことは良かったです。この後の調子に問題がなければフェブラリーステークスへ向かう予定です」と表明した[9]

4歳(2025年)

2月23日、中央GI級レース初挑戦となるフェブラリーステークスに1番人気で出走。道中は中段の外目を追走。前半3ハロン35秒0のスローペースが響いたか、直線で果敢に追い上げるも届かず、コスタノヴァサンライズジパングに次ぐ3着となった[10]

レース後、田中調教師は 「ワンターンの1600メートルはベストが出せるところではありませんでしたが、しっかり走ってくれましたし、選択肢が広がりました」 と応え、上半期は帝王賞を大目標に置き調整する事が公表された[11]

4月19日、戸崎圭太からクリストフ・ルメールに乗り替わりとなり、阪神競馬場で行われるアンタレスステークスに出走。道中は3番手を追走。直線コースの入り口で先頭に抜け出し、一気に後続を突き放して快勝。3回目の重賞制覇となった[12]

そして、7月2日に大井競馬場で行われる帝王賞に向かうことを、4月22日に田中調教師が明らかにした[13]

7月2日、帝王賞に単勝オッズ1.7倍の断然1番人気で出走。海外帰りのウィルソンテソーロ、ラムジェットや平安ステークスの勝ち馬アウトレンジ等が顔を揃えた。スタートから2番手を追走し、3コーナーカーブで先頭を走っていたヒーローコールが垂れ、入れ替わるように先頭に立った。4コーナーから直線でも先頭を譲らず、追い込んでくるアウトレンジをクビ差抑え1着。GI級レース初制覇を飾った[14]

競走成績

以下の内容は、netkeiba.com[15]およびJBISサーチ[16]の情報に基づく。

競走日 競馬場 競走名 距離(馬場)


オッズ
(人気)
着順 タイム
(上り3F)
着差 騎手 斤量
[kg]
1着馬(2着馬) 馬体重
[kg]
2023.10.15 東京 2歳新馬 ダ1600m(不) 16 3 5 003.90(2人) 01着 R1:38.4(37.2) -0.0 0津村明秀 56 (セントラルヴァレー) 534
0000.12.10 中山 2歳1勝クラス ダ1800m(良) 16 8 15 003.40(1人) 01着 R1:52.5(37.6) -0.8 0戸崎圭太 56 ブルーサン 544
2024.04.27 京都 ユニコーンS GIII ダ1900m(良) 16 2 4 002.80(1人) 03着 R1:59.3(38.5) -0.7 0戸崎圭太 57 ラムジェット 540
0000.08.04 新潟 レパードS GIII ダ1800m(良) 15 1 1 002.20(1人) 01着 R1:51.2(37.6) -0.2 0戸崎圭太 57 (サトノフェニックス) 542
0000.10.02 大井 ジャパンDクラシック JpnI ダ2000m(良) 15 6 10 006.50(3人) 02着 R2:04.3(37.8) -0.2 0戸崎圭太 57 フォーエバーヤング 541
0000.12.19 名古屋 名古屋大賞典 JpnIII ダ2000m(良) 12 6 7 002.60(2人) 01着 R2:07.4(39.4) -0.0 0戸崎圭太 57.5 ノットゥルノ 555
2025.02.23 東京 フェブラリーS GI ダ1600m(良) 16 7 14 003.30(1人) 03着 R1:35.9(35.8) -0.4 0戸崎圭太 58 コスタノヴァ 550
0000.04.19 阪神 アンタレスS GIII ダ1800m(良) 12 6 8 001.80(1人) 01着 R1:51.3(37.8) -0.4 0C.ルメール 58 (タイトニット) 544
0000.07.02 大井 帝王賞 JpnI ダ2000m(良) 13 2 2 001.70(1人) 01着 R2:03.1(37.7) -0.0 0C.ルメール 57 アウトレンジ 546
  • タイム欄のRはレコード勝ちを示す
  • 競走成績は2025年7月2日現在

血統表

ミッキーファイト血統 (血統表の出典)
父系 ストームキャット系

*ドレフォン
2013 鹿毛
父の父
Gio Ponti
2005 鹿毛
Tale of the Cat Storm Cat
Yarn
Chipeta Springs Alydar
Salt Spring
父の母
Eltimaas
2007 鹿毛
Ghostzapper Awesome Again
Baby Zip
Najecam Trempolino
Sue Warner

スペシャルグルーヴ
2007 栗毛
スペシャルウィーク
1995 黒鹿毛
*サンデーサイレンス Halo
Wishing Well
キャンペンガール マルゼンスキー
レディーシラオキ
母の母
ソニックグルーヴ
2003 鹿毛
*フレンチデピュティ Deputy Minister
Mitterand
エアグルーヴ *トニービン
ダイナカール
母系(F-No.) パロクサイド(GB)系(FN:F8-f)


脚注

注釈

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o ミッキーファイト”. JBISサーチ. 公益社団法人日本軽種馬協会. 2024年9月1日閲覧。
  2. ^ The LONGINES World's Best Racehorse Rankings For 3yos and upwards which raced in 2023”. 国際競馬統括機関連盟. 2025年1月24日閲覧。
  3. ^ 【2歳新馬・東京4R】ミッキーファイトが差し切る 兄はジュンライトボルトサンケイスポーツ、2023年10月15日配信・閲覧
  4. ^ ミッキーファイト、デビュー2連勝 兄はG1馬 5馬身差圧勝に戸崎「今後が楽しみ」/中山7R日刊スポーツ、2023年12月10日配信・閲覧
  5. ^ 【レパードS】ミッキーファイトが好位から抜け出す!重賞初Vで3歳ダート頂上決戦へ名乗りサンケイスポーツ、2024年8月4日配信・閲覧
  6. ^ 【ジャパンダートクラシック】直線猛追のミッキーファイト2着 戸崎圭太騎手「もしかしたらという手応え」 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2025年1月10日閲覧。
  7. ^ 【注目馬動向】ジャパンダートクラシック2着のミッキーファイトはチャンピオンズCへ 6頭目の3歳馬V目指す”. スポーツ報知 (2024年10月8日). 2025年1月10日閲覧。
  8. ^ INC, SANKEI DIGITAL (2024年12月19日). “【名古屋大賞典】ミッキーファイトが堂々抜け出し重賞V2!ヤマニンウルスは6着に敗れ連勝ストップ”. サンスポZBAT!. 2025年1月10日閲覧。
  9. ^ 【注目馬動向】名古屋大賞典で重賞2勝目のミッキーファイト 次走はフェブラリーSを視野に | 競馬ニュース”. netkeiba. 2025年1月10日閲覧。
  10. ^ 【フェブラリーS・1番人気の敗因】ミッキーファイトは3着が精いっぱい 戸崎圭太「外を回されてしまいました」”. 東スポ競馬 (2025年2月23日). 2025年3月5日閲覧。
  11. ^ 【注目馬動向】ミッキーファイトの春の大目標は帝王賞 田中博調教師「選択肢は広がったと思う」 | 競馬ニュース”. netkeiba. 2025年3月5日閲覧。
  12. ^ 【アンタレスS】ミッキーファイトが断然人気に応えて重賞3勝目」『サンケイスポーツ』2025年4月19日。2025年4月19日閲覧。
  13. ^ ミッキーファイトは引き続きルメール騎手とのコンビで帝王賞へ」『サンケイスポーツ』2025年4月22日。2025年4月22日閲覧。
  14. ^ 【帝王賞】夏休み前のルメール騎手とミッキーファイトが人気に応えG1初制覇! - 共通 | 競馬 : 日刊スポーツ”. nikkansports.com (2025年7月2日). 2025年7月3日閲覧。
  15. ^ ミッキーファイトの競走成績”. netkeiba.com. ネットドリーマーズ. 2024年8月4日閲覧。
  16. ^ ミッキーファイト 競走成績”. JBISサーチ. 2024年8月4日閲覧。

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