マーチャーシュ‐きょうかい〔‐ケウクワイ〕【マーチャーシュ教会】
読み方:まーちゃーしゅきょうかい
《Mátyás templom》ハンガリーの首都ブダペストにある教会。正式名称は聖母マリア聖堂。ブダ城がある丘の上に位置する。13世紀半ば、ハンガリー王ベーラ4世により城とともに建造。15世紀にマーチャーシュ1世がゴシック様式に改築して鐘楼が加わり、のちに王の名を冠した現名称で呼ばれるようになった。16世紀のオスマン帝国時代にモスクとして使われたが、17世紀のハプスブルク家支配の下、再びカトリック教会になった。1987年、「ブダペスト、ドナウ河岸とブダ城地区」の名称で世界遺産(文化遺産)に登録、2002年に「ドナウ河岸、ブダ城地区及びアンドラーシ通りを含むブダペスト」として拡張登録された。マーチャーシュ聖堂。
マーチャーシュ教会
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/24 06:13 UTC 版)
「マーチャーシュ1世 (ハンガリー王)」の記事における「マーチャーシュ教会」の解説
マーチャーシュ教会はブダ王宮の丘に立つ聖母教会で、13世紀にベーラ4世によって聖母マリアのためのゴシック様式で建築された。マーチャーシュ1世が教会を増築し、ここで2度結婚式を挙げたことから、後世マーチャーシュ教会と呼ばれるようになった。歴代のハンガリー王がこの教会で戴冠式を執り行った。16世紀にオスマン帝国がハンガリーを占領するとモスクとして使用され、17世紀にオスマン軍が撤退するとすぐにカトリック教会に戻された。一時内装をバロック様式に替えられたが、1874年から1896年にかけて建築家シュレック・フリージェッシュが改修し、ゴシック様式を復元した。
※この「マーチャーシュ教会」の解説は、「マーチャーシュ1世 (ハンガリー王)」の解説の一部です。
「マーチャーシュ教会」を含む「マーチャーシュ1世 (ハンガリー王)」の記事については、「マーチャーシュ1世 (ハンガリー王)」の概要を参照ください。
- マーチャーシュ教会のページへのリンク