(2) マルクス主義=科学的社会主義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/14 02:35 UTC 版)
「共産主義」の記事における「(2) マルクス主義=科学的社会主義」の解説
1875年にマルクス派とラッサール派の合同によってドイツ社会主義労働者党が創設された際、マルクスはラッサール派によって書かれた綱領草案を厳しく批判する手紙を関係者宛に送った。『ゴータ綱領批判』として知られるものである。その中でマルクスは共産主義の低い段階と高い段階を区別し、低い段階では労働者は労働に応じて受け取り、高い段階では欲求に応じて受け取る、とした。批判対象の綱領草案には共産主義という単語は含まれていなかったにもかかわらず、マルクス自身は手紙の中で共産主義について語った。とはいえ、新しい党は社会主義政党であり、そこに参加したマルクス主義者は社会主義者ということになる。
※この「(2) マルクス主義=科学的社会主義」の解説は、「共産主義」の解説の一部です。
「(2) マルクス主義=科学的社会主義」を含む「共産主義」の記事については、「共産主義」の概要を参照ください。
- マルクス主義=科学的社会主義のページへのリンク