マリア (ユーゴスラビア王妃)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/05/29 22:42 UTC 版)
マリア・デ・ロムニア Maria de România |
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セルブ・クロアート・スロヴェーン王妃 ユーゴスラビア王妃 |
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在位 | セルブ・クロアート・スロヴェーン王妃:1922年 - 1929年 ユーゴスラビア王妃:1929年 - 1934年 |
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出生 | 1900年1月6日![]() |
死去 | 1961年6月22日(61歳没)![]() |
埋葬 | ![]() → ![]() |
配偶者 | ユーゴスラビア王アレクサンダル1世 |
子女 | ペータル2世 トミスラヴ アンドレイ |
父親 | ルーマニア王フェルディナンド1世 |
母親 | マリア・ア・ロムニエイ |
マリア・ア・ロムニエイ(セルビア語表記:Краљица Марија Карађорђевић, ルーマニア語表記:MărioaraまたはMaria de România, 1900年1月6日 - 1961年6月22日)は、ユーゴスラビア王アレクサンダル1世の王妃。
生涯
父はのちのルーマニア王フェルディナンド1世、母はイギリス女王ヴィクトリアの孫娘にあたるマリア妃。母方の祖父であるザクセン=コーブルク=ゴータ公アルフレートの住まいのあるゴータ(現在のドイツ・テューリンゲン州の町)で生まれた。母マリアが父フェルディナントと不仲であったため、マリアはフェルディナント1世の実子ではないとする説が強い。兄にカロル2世、姉にギリシャ王妃エリサベタ、妹にトスカーナ大公妃イレアナがいる。

家族からは「ミニョン(Mignon)」の愛称で呼ばれた。

母のマリア王妃は自伝で「彼女(ミニョン)の髪は亜麻色の巻き髪で、顔色はまるで淡いピンクの貝のようで、本物のキューピットの弓のような口をしていて、どちらかと言えば眠そうな瞳は、彼女の髪よりかなり暗い色合いのはっきりとした眉と長いまつ毛の下にありました」と娘の愛らしさを綴っている。[1]
1922年6月、セルブ=クロアート=スロヴェーン王国の王アレクサンダルと結婚。1929年に王国はユーゴスラビア王国と改名している。2人の間には3子が生まれた。
1934年に夫アレクサンダルが暗殺されると、長男のペータルが即位、マリアには1941年に王太后(Queen mother)の称号が贈られた。第二次世界大戦後、王国の崩壊とともにイギリスへ亡命。1961年にロンドンで没し、ウィンザー城近郊にあるイギリス王室の王立墓地フログモアに埋葬された。
2013年、長男ペータル2世の改葬に併せて、ペータル2世とその妃アレクサンドラ、三男アンドレイの棺とともに、マリアの棺もオプレナツの聖ジョルジェ教会にあるカラジョルジェヴィチ家の大霊廟に改葬されることとなり[2]、4月29日にフロッグモアに埋葬されていたマリアの棺がベオグラードに移された[3]。5月26日に、セルビア王族、トミスラヴ・ニコリッチ大統領やイビツァ・ダチッチ首相ら政府関係者、ヨルダン国王アブドゥッラー2世やケント公爵エドワード王子など海外の王族らが参列し、ペータル2世らの棺とともに大霊廟に改葬された[4][5]。
脚注
- ^ “The story of my life by Marie, queen of Romania. 406ページ”. 2025年5月28日閲覧。
- ^ “King Peter II State Funeral Sunday 26 May”. (2013年2月7日)
- ^ “HM Queen Maria remains repatriated to Serbia”. (2013年4月29日)
- ^ “Royal Family, President of Serbia, Prime Minister, Serbian Church and Serbian People attend State Funeral at Royal Mausoleum in Oplenac”. (2013年5月26日)
- ^ “Serbia reburies last Yugoslav king”. (2013年5月27日)
「マリア (ユーゴスラビア王妃)」の例文・使い方・用例・文例
- マリアン,お誕生日おめでとう
- 聖母マリア像
- その商社はソマリアの海賊対策を迫られた。
- マリアさんのお気に入りのカクテルは何ですか?
- マリア・カラスは有名なオペラ歌手でした。
- 聖母マリアが現れて。
- 私が悩み事におちいっていると、聖母マリアがやってくる。
- マリアは服にたくさん金を使う。
- マリアは彼の名前も電話番号も知らなかった。
- マリアはいつも優しく囁いてくれる。
- マリアは1週間に1度ピアノのレッスンを受ける。
- マリアの亡夫はバイオリニストであった。
- イエスはマリアから生まれた。
- 「私はとても幸運だわ」とマリアは心の中で思った。
- 聖母マリアにささげられた礼拝堂.
- (我々カトリック教徒の)聖母マリア.
- 聖母マリア.
- シスターマリア(テレサ).
- ソマリアではなんの罪科もないのに大勢の子供たちが餓死している.
- 彼女は幻の中にキリストを抱いたマリアを見た.
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