マックス・コヴァルスキ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/09/05 15:23 UTC 版)
Jump to navigation Jump to searchマックス・コヴァルスキ(Max Kowalski, 1882年8月10日 コヴァル – 1956年6月4日 ロンドンは、ポーランド出身のドイツの作曲家・声楽家・音楽教師。
略歴
1883年に家族に連れられてドイツに移住。マルブルクで法学を学び、博士号を取得してフランクフルトで弁護士を務める。同地で声楽を学ぶとともに、ベルンハルト・ゼクレスに作曲を師事し、アルベール・ジローの『ピエロ・リュネール』による処女作の歌曲集を出版した。1934年まで作曲活動と出版活動を続け、数多くの歌曲がドイツで演奏された。1938年にブーヘンヴァルト強制収容所に投獄されて法曹界での活動を断念。1939年に釈放されると、直ちにイギリスに渡り、ロンドンで先ずはピアノの調律師やハザーンとして働いた。その後は声楽教師として身を立てている。作曲は続けていたが、イギリス時代に出版された歌曲はない。
参考文献
- Baker's Biographical Dictionary of Musicians, (Nicolas Slonimsky, Editor) New York: G. Schirmer, 1958
外部リンク
- マックス・コヴァルスキの楽譜 - 国際楽譜ライブラリープロジェクト。PDFとして無料で入手可能。
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