マウント・アスパイアリング国立公園とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 固有名詞の種類 > 建物・施設 > 施設 > 公園 > ニュージーランドの国立公園 > マウント・アスパイアリング国立公園の意味・解説 

マウントアスパイアリング‐こくりつこうえん〔‐コクリツコウヱン〕【マウントアスパイアリング国立公園】

読み方:まうんとあすぱいありんぐこくりつこうえん

Mount Aspiring National Park》⇒アスパイアリング山国立公園


マウント・アスパイアリング国立公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/04/28 12:15 UTC 版)

Mount Aspiring National Park
地域 南島
最寄り ワナカ
座標 南緯44度23分 東経168度44分 / 南緯44.383度 東経168.733度 / -44.383; 168.733座標: 南緯44度23分 東経168度44分 / 南緯44.383度 東経168.733度 / -44.383; 168.733
面積 3,555 km²
創立日 1952年
運営組織 ニュージーランド環境保全省

マウント・アスパイアリング国立公園Mount Aspiring National Park)は ニュージーランド南島にある国立公園の一つ。1990年フィヨルドランド国立公園アオラキ/マウント・クック国立公園ウェストランド/タイ・ポウティニ国立公園とともに、テ・ワヒポウナム-南西ニュージーランドの構成遺産の1つとして、ユネスコ世界遺産(自然遺産)に登録された。

地理

1960年、ニュージーランド10番目の国立公園として地域が政府に登録された。面積は3,555km²で南アルプス山脈南端にある。公園は、南アルプス山脈の分水嶺の両側に広がる[1]

公園内には、3027 mの高さを誇るアスパイアリング山がそびえる。他にもポラックス山(2542m)、ブリュースター山(2519m)などの高い山脈を抱える。

国立公園の北の境界は、ハースト川英語版であり、南の境界は、フィヨルドランド国立公園となる。

歴史

マウント・アスパイアリング国立公園の一帯に、最初に踏み入れたのは、マオリ族の人々であり、彼らは、食料とヒスイ(マオリ語:pounamu)を探していた[2]。彼らの道のりは、現在、ハースト・パス英語版として知られる[2]

生態系

標高が低いところは、ブナ林が広がる[2]ローランドリボンウッド英語版も自生しており、ニュージーランド固有種である[2]森林限界を越えると草地が展開しており、マウンテンバターカップ英語版キク科の植物が自生する[2]

国立公園内には、ニュージーランド固有の鳥類が多く住む。具体的には、イワサザイ英語版ミヤマオウムミドリイワサザイニュージーランドミツスイ英語版ニュージーランドコマヒタキ英語版キガシラアオハシインコ英語版キイロモフアムシクイ英語版(マオリ語:mohua)、ニュージーランドヒタキニュージーランドオウギビタキ英語版ニュージーランドバトなどは、人目に容易に見ることができる野鳥である[2]。それ以外にも、夜になると、ミゾクチコウモリ英語版などの在来種コウモリニュージーランドアオバズク英語版の活動が活発となる[2]。峡谷には、アオヤマガモクロアカツクシガモが住む[2]

外来種オジロジカアカシカシャモアポッサムネズミオコジョブラウントラウトニジマスなどがいる[2]

脚注

  1. ^ マウント・アスパイアリング国立公園”. ニュージーランド政府観光局. 2013年9月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i Features”. Department of Conservation. 2013年9月7日閲覧。

外部リンク

関連項目




固有名詞の分類


英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「マウント・アスパイアリング国立公園」の関連用語

マウント・アスパイアリング国立公園のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



マウント・アスパイアリング国立公園のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアのマウント・アスパイアリング国立公園 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS