パパロア国立公園とは? わかりやすく解説

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パパロア国立公園

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/08/22 01:44 UTC 版)

Paparoa National Park
パンケーキ・ロックス
地域 南島
最寄り ウエストポートグレイマウス
座標 南緯42度5分0秒 東経171度30分0秒 / 南緯42.08333度 東経171.50000度 / -42.08333; 171.50000座標: 南緯42度5分0秒 東経171度30分0秒 / 南緯42.08333度 東経171.50000度 / -42.08333; 171.50000
面積 305 km²
創立日 1987年
運営組織 ニュージーランド環境保全省

パパロア国立公園Paparoa National Park)は、ニュージーランド南島西部・ウェストコースト地方にある国立公園である。

概要

南島の西部に位置する。1987年に開設された。ウェストコースト地方最大の都市であるグレイマウスと第2の都市ウェストポートの中間に位置し、両都市を結び、海岸線を走る国道67号線英語版に隣接する。

国立公園の地形は、パパロア山脈英語版と呼ばれる山塊で構成される。また、海岸線は、カルストが形成されている。

生態系

植物相

パパロア国立公園にはさまざまな植物が自生している。足す満開に近い海岸部では、広葉樹林が支配的であり、また、気候が温暖なことから、ヤシの仲間であるナガバハケヤシ(マオリ語: nīkau ニカウ; 学名: Rhopalostylis sapida)も自生する[1]。温暖な場所や低地ではナンキョクブナ科のレッドビーチ(英語: red beech; 学名: Nothofagus fusca)やシルバービーチ(英語: silver beech; 学名: Nothofagus menziesii)、マキ科のリム(マオリ語: rimu; 学名: Dacrydium cupressinumシノニム: Podocarpus cupressinum)の混合林である[1]

動物相

ウエストランドクロミズナギドリ英語版

パパロア国立公園では、野鳥の楽園である。確認されているだけでも、エリマキミツスイニュージーランドミツスイ英語版ニュージーランドバトオオマダラキーウィ英語版が生息している[1]

パパロア国立公園で、特筆すべき種として挙げられるのが、ウエストランドクロミズナギドリ英語版マオリ語でTiti)である[1]。生涯の多くを洋上で過ごすウエストランドクロミズナギドリは、繁殖の時期のみ、パパロア国立公園で生活する。ウエストランドクロミズナギドリのコロニーは地球上でも、パパロア国立公園内のみにしか確認されていない[1]

アクティビティ

トレッキングニュージーランド英語でトランピング)をパパロア国立公園でも楽しむことができる。ニュージーランド国内に9ヶ所あるニュージーランド・グレート・ウォークス英語版は無いものの、パパロア国立公園のカルスト地形の代表格であるパンケーキ・ロックスを訪問するトレッキングルートをはじめとして、複数の初心者向けのトレッキングコースが整備されている[2]

それ以外のアクティビティは、ニュージーランドの国立公園の中では、数少ない洞窟探検を楽しむことができる[3]

脚注

  1. ^ a b c d e Features”. ニュージーランド環境保全省. 2014年3月10日閲覧。
  2. ^ Punakaiki area walks”. ニュージーランド環境保全省. 2014年3月10日閲覧。
  3. ^ Activities in Paparoa National Park”. ニュージーランド環境保全省. 2014年3月10日閲覧。

関連項目

  • ケーブクリークの災害英語版 - 1995年4月28日、公園内の展望台が崩落し14人が死亡

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