マイセン磁器
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/23 05:23 UTC 版)
「アウグスト2世 (ポーランド王)」の記事における「マイセン磁器」の解説
詳細は「マイセン (陶磁器)」を参照 アウグスト2世がドレスデンやマイセンで作らせた白磁を発見したきっかけは、「白金」の秘密を発見しようと考えたことであった。1701年、国王はヨハン・フリードリッヒ・ベトガーという若い錬金術師を助けた。ベトガーは金を作ることが出来るとうそぶいて、これに期待を抱いたプロイセン王フリードリヒ1世に追われていた。アウグスト2世は金を生産する秘密を明らかにするため、錬金術師を投獄した。 ベドガーが不可能な国王の要求をうまくかわすため、錬金術師から陶工に業種を変えることになった。陶工というよりは錬金術師として、ベトガーは白磁の秘密を発見した。彼は当時試みられていた、白い卵の殻のようなきめの細かい白い物質を混ぜたものを粘土に練りこむ製法を使わず、それまでヨーロッパの炉で焼かれていたよりもっと高い温度で粘土を焼いた。泥の成分を溶かし、新しい物質へと変化させたのである。この製法は以後100年間、ヨーロッパの他地域では知られることのない大発見となった。このことは、ドレスデンがヨーロッパにおける技術と芸術の中心地の一つとして発展する契機となった。
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