ポール・カフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/22 10:01 UTC 版)
アフリカ系アメリカ人とアメリカ先住民を先祖に持つ成功したクエーカー教徒船主ポール・カフ(1759年-1817年)は、解放されたアメリカ人奴隷をアフリカに定着させることを提唱した。カフは、イギリス植民地であるシエラレオネに移民を連れて行くという案で、イギリス政府、アメリカの自由黒人指導者およびアメリカ合衆国議会議員から支持を得た。カフは1年に1回航海して、入植者を連れて行き価値のある荷物を積んで帰るつもりだった。1816年、カフ船長は自費で38人のアメリカ黒人をシエラレオネのフリータウンに連れて行き、その後の航海を計画していたが、1817年のその死によって不可能になった。しかし、カフはその植民地化推進論に多くの支持者を集め、アメリカ植民協会のようなその後の組織に地盤を与えた。
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