ポータブルなインターセプター
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/15 08:57 UTC 版)
「Common Object Request Broker Architecture」の記事における「ポータブルなインターセプター」の解説
ポータブルなインターセプターとは、CORBAやRMI-IIOPが使用するCORBAシステムの最重要機能の「フック」である。CORBA標準では以下のようなタイプのインターセプターを定義している: IORインターセプターは、カレントサーバが示すリモートオブジェクトへの新たな参照の作成を調停する。 クライアントインターセプターは、クライアント側でリモートメソッドの呼び出しの調停を行う。そのオブジェクトのサーバントが同じサーバに存在すれば、そのメソッドが呼び出されるようにローカル呼び出しが調停される。 サーバインターセプターは、サーバ側のリモートメソッド呼び出しへの対応を調停する。 インターセプターは、送信されるメッセージに何らかの情報や生成したIORを付加することができる。それらの情報はリモート側の対応するインターセプターが読み取る。インターセプターは例外を送ったり、メッセージを他のターゲットに転送したりといったことも行う。
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