ポンプ採油
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/21 23:15 UTC 版)
自噴しない油層からオイルを汲み上げる方法の1つはポンプを使用する事である。採油するためのポンプには、いくつかの種類がある。 サッカーロッド・ポンプ 地上に往復運動をする装置を設置して、サッカーロッドを経由してパイプの底のピストンを駆動し、原油を汲み上げる。ポンプジャック、ビームポンプとも呼ばれる。1800年頃から登場し、2008年の現在でも使用されているが、徐々に他のより効率の良い方法に変わってきている。 サブマーシブル・ポンプ 水用の井戸と同様にパイプの底にポンプを沈め、原油を汲み上げる。 ガスリフト・ポンプ 二重になった内部のパイプからパイプ先端へガスを吹き込み、ガスの圧力と上昇力を利用して、外側のパイプで底から原油を押し上げる。ガスは再利用される。日本では一般的な方法。 ハイドローリック・ポンプ 地上から原油を二重になった内部のパイプに圧力をかけて送り込み、この力で先端部のピストン・ポンプを上下に駆動して外側のパイプで底から原油を押し上げる。
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