ポリグラムへの売却とその後
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/05 17:57 UTC 版)
「MGMレコード」の記事における「ポリグラムへの売却とその後」の解説
1972年、MGMレコードはポリグラムに売却された。この売却の取引条件の一環として、ポリグラムは「MGMレコード」という名称の永年使用権と、売却後10年間に限ってMGMの登録商標やロゴを使用する権利を確保した。1976年、MGMレコードは、所属アーティストごと、ポリグラム傘下のポリドール・レコードに吸収された。ただし、その後も1982年までは、ポリグラムがリリースするMGM映画のサウンドトラック・アルバムや、旧タイトルの再発盤などで、MGMレコードの名が使われ続けた。 その後、ポリグラムはMGMレコードの商標などに対する権利を手放し、MGMは1997年に再びMGMレコードの商標を回復することができた。 かつてMGMレコードが保有していた作品へ諸権利は、今では分割されている。ポップ・ミュージックのカタログは、ユニバーサル・ミュージック・エンタープライズ(Universal Music Enterprises)が運営し、ポリドール・レーベルで供給されている。カントリー音楽は、ユニバーサル・ミュージック・グループ・ナッシュビル(Universal Music Group Nashville)が運営し、再発盤にはマーキュリー・レコード・ナッシュビルと記されている。MGMサウンドトラックのカタログは、ターナー・クラシック・ムービー・ミュージック(Turner Classic Movies Music)を代行して、ライノ・レコード(Universal Music Enterprises)が運営している。
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