ボートの語義
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/02 14:36 UTC 版)
日本では日常会話で一般的に、全長数メートル程度小型の船を「ボート」と表現することが多いが、英語ではニュアンスが多少異なっている。英語のカタカナ語のボートに相当する言葉としては「dinghy」(ディンギー)があるが、通常ボートとは呼ばないヨットの一部を含意する。 英語では大きさ問わずに船全般をボートと呼ぶ場合がある。 英語ではヨットはボートに含まれる〈sailboat〉。 海軍用語のボートは、他の船で運搬できるくらいの小さな舟艇を指す(例:PTボート、上陸用舟艇、カッターボートなど)。 アメリカ海兵隊においては航空母艦などの大型艦も日常的にボートと呼ばれている。 現代の潜水艦も、その潜水能力と大きさにもかかわらず、ボートと呼ばれる。これは初期の潜水艦が船で運搬され、単独での沖合航海能力を持たなかったからである。 イギリス海軍では、手こぎ舟も含めて水上を航行するものはシップ (ship) であるが、潜水艦はボートである。 大型船舶に搭載されるボートとしては、他に救命ボート、ホエールボートなどがある。多くのボートと異なり、これらは沖合でも運用される。 レイクフレイター、リバーボート、ナロウボート、そしてフェリーに見られるように、小型とは言いがたいボートもある。
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