ボルドーの格付けされたワイン農園
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/23 02:38 UTC 版)
「シャトー」の記事における「ボルドーの格付けされたワイン農園」の解説
「château ...」といった表現で、ボルドー地方のワイン造りのための、格付けされた(しっかりとした)ブドウ園を指す。ボルドーワイン独特の名称や概念。 (建築物の有無は関係ない。) 18世紀ころになると、シャトー同士がワインの品質を競い合うようになり、世界に誇る高級ワインが生産されるようになった。 1855年に、およそ60ほどのシャトーが、「第1級」から「第5級」まで格付けされた。 ぶどう畑の主が自分の畑で採れたぶどうでワインを作り、瓶詰めするという点では、ボルドーの「シャトー」とブルゴーニュ地方のドメーヌとは同じだが、ドメーヌが1ha程度の畑しか持たないのに対し、シャトーは数十ヘクタールの畑を持つところが多く、また、ボルドーの「シャトー」はランク付け(格付け)が行われている、という点が異なっている。 なお、現在では、ボルドーの周辺のアキテーヌ地方やローヌ地方でも「シャトー」を名乗るワインがあり、南部のラングドックではAOCより下位のヴァン・ド・ペイクラスにもシャトーを称するワインがあるので、フランスのボルドー以外のワインの「chateau」は、言葉の意味が軽い。
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