ボリビアのクエッカ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/22 09:14 UTC 版)
ペルーのプノ地方のマリネーラ (Marinera puneña) と非常に近い曲調と言われる。ボリビア国内でもいくつかの系統に分けられるが、いずれも(前奏 - テーマ - テーマ - キンバ(サビ) - テーマ)×2回という構成で演奏される。 ラパスのクエッカ・パセーニャ (Cueca paceña) 、スクレのクエッカ・チュキサケーニャ (Cueca chuquisaqueña) は比較的ゆったりとして優美なスタイル、タリハのクエッカ・タリヘーニャ (Cueca tarijeña) はアップテンポで激しいスタイルで演奏されることが多い。クエッカ・タリヘーニャはタリハ出身者の愛称であるチャパカ (chapaca) の名前を使って、クエッカ・チャパカやクエッカ・チャパキータと呼ばれることも多い。 ボリビアでは、披露宴などの祝い事の際の他、友人たちが集まるちょっとしたパーティの席でもクエッカがよく踊られる。このため、パーティーには白いハンカチを持ってゆくことが多い。ただし、近年は若者の間ではロックやサルサの方が主流であり、クエッカが踊られることは少ない。 特に『我が祖国ボリビア』は非常に人気が高く、第2の国歌であると言われることもある。サッカーの国際試合の時などには、応援団によって『我が祖国ボリビア』の大合唱が行なわれることもしばしばある(サッカー場で踊ることはほとんどないが)。
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