ボツワナ・ナミビア・ザンビア・ジンバブエ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/26 20:11 UTC 版)
「四国国境」の記事における「ボツワナ・ナミビア・ザンビア・ジンバブエ」の解説
一時期、クアンド川とザンベジ川の合流地点のカズングラ付近(南緯17度47分30秒 東経25度15分48秒 / 南緯17.79167度 東経25.26333度 / -17.79167; 25.26333)に四国国境が存在すると主張されていたことがある。2020年現在、この場所は四国国境ではなく、150mほど離れた地点に2つの三国国境が並んで存在していると国際的には認識されている。 1970年当時、ボツワナとザンビアとの間に、ザンベシ川を渡ってカズングラ・フェリーが運航していた。しかし、当時ナミビアを占領していた南アフリカは、この二国間には四国国境である以上「国境線」は無いとし、したがってフェリーの巡航も違法だと主張した。しかしその後も対立は続き、数年後には、 ローデシア軍がフェリーは軍事目的に活用されていると主張し、沈没させる事件も起こった。 21世紀に入り、2006年からの10年間で、この4カ国の間においても、ザンビアとボツワナの間には僅かながら短い国境線が存在するという合意がなされるようになる。アフリカ開発基金や米国国務省地理局発行の資料においても明記されている。2007年8月にザンビアとボツワナの政府は、フェリーに代わって橋を建設する計画を発表し、2014年9月12日に起工式が執り行われ、2021年5月10日に開通した。
※この「ボツワナ・ナミビア・ザンビア・ジンバブエ」の解説は、「四国国境」の解説の一部です。
「ボツワナ・ナミビア・ザンビア・ジンバブエ」を含む「四国国境」の記事については、「四国国境」の概要を参照ください。
- ボツワナ・ナミビア・ザンビア・ジンバブエのページへのリンク